料理やお菓子の専門学校に進みたいけど、どの学校に進学したら一番いいのか分からないよ・・・学校選びの方法を分かりやすく教えてもらいたいな・・・
そんな質問にどこよりも分かりやすくお答えします!
記事の信頼性
本記事はこんな人におススメです
- 「調理師専門学校」・「製菓専門学校」へ進学しようと考えている人
- 専門学校を選ぶ際に気を付けるポイントを知りたい人
- 色々な口コミサイトを見てどの専門学校が良いのか分からなくなった人
- 高い学費を支払うので専門学校選びに失敗したくない人
料理とお菓子の専門学校の選び方
料理とお菓子の専門学校は日本全国で300校以上あると言われています。※お菓子教室などを含めると1000以上とも。
300校の中から自分にピッタリの専門学校を見つけるのって中々難しいですよね。
加えて、料理やお菓子の専門学校は、授業の仕方、使っている教科書、就職できる場所、教えてくれる先生、支払う学費、実はすべて学校ごとに違っています。
毎年、進学を考えているたくさんの高校生や社会人のからも「どの専門学校に進学するのが将来一番活躍できますか?」と質問をいただいています。
料理やお菓子の専門学校は、どの学校に進むかで、身に付く技術や就職先も変わってくるので、本当に学校選びは大切なんです・・・
今回は、入学すると「しっかりとした技術や知識」が身に付き、卒業した後に「現場で活躍できるような専門学校」を選ぶ!」という視点でご紹介します。
「4つのポイント」に絞って入学してから後悔しないための料理とお菓子の専門学校選びの方法をご紹介していきますので参考にしてください!(本記事は5分ほどで読めます)
料理とお菓子の専門学校の先生(職員)について知ろう!
専門学校を選ぶ上で最も大切なのが「先生(職員)」です。
下記がその理由となります。
「先生(職員)」が大切な理由
- 在籍する先生の人数で授業の質や内容が変わる
- どんな先生に教わるかで身に付く内容が変わる
- 食の業界の人脈作りの第一歩は先生から!
詳しく解説していきます。
在籍する先生の人数で授業の質や内容が変わる
まず、皆さんが思い浮かべる料理やお菓子の専門学校の授業といえば、実際に料理やお菓子を作る「実習」を思い浮かべる人が多いと思います。
実は専門学校の「実習」には色々なルールがあります。
その1つが「生徒の人数」です。
簡単に説明すると、調理師専門学校・製菓専門学校では「実習の際は生徒の数は40名以下で実習をおこなってください」という決まりがあるという事です。
どの料理やお菓子の専門学校も基本は生徒の人数は40名以下で実習をおこなうように設定されています。
ただし、その際に「実習を担当する先生の人数は決まっていない」のです。
つまり、下の画像のように「Aという学校は生徒40名に対して先生が1名」で実習をおこなっています。
「Bという学校は生徒40名に対して3人の先生」が実習に入っています。
AとBの学校の場合、どちらが先生からしっかり教えてもらえそうでしょうか?
Bの専門学校の方が先生が多いからしっかり教えてもらえそう🎵
そうですよね。だからこそ先生の数がどれくらいいるのかは実はすごく大切なポイントなんです!
私の経験から言うと、ほとんどの料理やお菓子の専門学校は、先生1名で「実習」をしている学校が多いです。
40名の生徒を1人の先生が教えるとなると、先生も中々全員にまで目が行き届かないですよね・・・
※この記事では先生(職員)が大切な理由の①在籍する先生の人数で授業の質や内容が変わるについて「先生の数の大切さ」について解説しました。
ただし先生の人数がただ多ければ良い学校いいという訳でもありません。
学校を選ぶ際の大事なポイント「先生」についてより詳しく知りたいという方は以下の個別記事も合わせてお読みください。
専門学校の実習費について確認する!
専門学校を選ぶ上で「実習費」も大切なポイントです。
「実習費」とは、簡単に説明すると「実習」をおこなう際に使用する材料や食材費になります。
実習費が大切な理由
- 実習費の金額によって、練習できる食材のレベルや質が変わってくる
- 実習費の金額によって、作れる料理やお菓子の種類や数が変わってくる
- 実習費は高すぎても、安すぎてもダメ!
詳しく解説していきます。
実習費の金額によって練習できる食材のレベルや質が変わってくる
そもそも「実習費」って言葉を初めて聞きました、、、
「学費」って言葉はよく聞くと思うけど、「実習費」は学費の中に含まれている項目のうちの1つになります。
専門学校への進学を考える上で「学費」という言葉はよく耳にすると思います。
学費が学校によって金額が全く違うように、「実習費」も学校によって様々な金額に設定されています。
料理やお菓子の専門学校を選ぶ上で「少しでも学費の安い学校を選びたい!」という声をよく聞きますが、
学費が安すぎると実習費も低く設定されているケースがほとんどなので注意が必要です。
例えば、以下のようなケースが考えられます。
Aという学校→1年間の学費が100万円。卒業時に調理師免許がもらえます。
Bという学校は1年間の学費が200万円。卒業時に調理師免許をもらえます。
あなたはどちらの学校を選びますか?
おそらく多くの人が学費が安く調理師免許が取得できるAの学校を選ぶと思います。しかしここが落とし穴になります。
学費の内訳を見てみると・・・
Aという学校→1年間の学費が100万円。内、実習費は20万円。
Bという学校→1年間の学費が200万円。内、実習費は70万円
魚を扱う事の多い日本料理の授業を例にすると・・・
Aという学校は1回の実習で魚を一人1匹捌けます!
Bという学校は1回の実習で魚を一人3-5匹捌けます。
一体どちらが魚を捌く技術の上達が早そうでしょうか?
Bの方がたくさんの魚をさばいて実習できるから上達が早そう!!
1回の実習でこの差だと、10回魚を捌く実習の授業があるとすると、練習できる魚の数にもっと差が付きそうですよね。
他にも、生きた新鮮な魚を捌けるのか、それとも冷凍されていた魚を捌くのか、食材の鮮度も、選ぶ学校によって変わってきます。
今回は日本料理の「魚」を例に上げましたが、
他の料理やお菓子でも「実習費」にかけるお金によって食材の質や量は大きく内容が異なります。
学費が安くて資格が取れる方がお得感は強いですが、実際には資格を取るために「学校でどんな勉強をしてきたのか」が現場に出てからは大切になります。
実習費にお金をかけている学校は、それだけ多くの食材や質の高い食材を在学中に扱う事ができます。
それが現場に出てからの自信にも繋がりますし、技術の向上にも繋がっていきます!
現場では、「この食材扱った事があるか?」と聞かれることが多々あります。
その際に、一度学校で見たことがある、触ったことがある、練習したことがある人と、全く見た事も扱った事もない人、あなたがお店のオーナーならどちらに仕事を任せるでしょうか?
※この記事では実習費が大切な理由についてのみ解説しました。より詳しく知りたいという方は以下の記事も合わせてお読みください。
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卒業生が現場で活躍しているかどうかを確認する!
料理やお菓子の専門学校の選び方の3つめのポイントは「卒業生の活躍」です。
卒業生の活躍が大切な理由
- その専門学校の「教育力の高さ」が分かる
- 就職の強さを図るポイントになる
- 就職活動の際に有利に働くケースが多い
詳しく解説していきます。
その専門学校の「教育力の高さ」が分かる
卒業生の活躍と教育力の高さってどういう事?
実は「卒業生が活躍しているかどうか」で、専門学校の学びのレベルを図る事ができるんです。
卒業生の活躍=その学校の教育レベルの高さと言われています。
現場で活躍している卒業生も「基礎」は母校である専門学校で学んでいるからです。
卒業生が現場でしっかりと活躍しているという事は、母校の専門学校でしっかりとした教育を受けてきたという証になります。
分かりやすい例としてお店の開業を挙げます。
Aという専門学校→独立・開業した卒業生が100名
Bという専門学校→独立・開業した卒業生が1000名
もしあなたが将来、自分のお店を出したい、独立したいと考えているとします。
AとBの専門学校どちらに進学すれば、将来独立してお店を出せる可能性が高いでしょうか?
このように、その専門学校を卒業した卒業生の多くが、今どのように活躍しているのかを知る事で、その専門学校に進学して、現場に出てから10年-20年経つと、自分がどのようになれるのかがある程度分かってきます。
卒業生の活躍はHPやパンフレットで紹介している学校が多いです。紹介できる卒業生がいるかいないか、どれくらいいるのか、を学校選びのポイントとして覚えておきましょう!
※この記事では「卒業生の活躍を知ることが大切な理由」について解説しました。より詳しく知りたいという人は以下の記事もぜひお読みください。
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就職の強さを見極める!
料理やお菓子の専門学校の選び方の4つめのポイントは「就職の強さを見極める」です。
下記がその理由となります。
就職の強さを見極める事が大切な理由
- 1番初めの就職先がどこになるかで料理人やパティシエとしての人生が大きく決まる
- 就職率100%に騙されては絶対にダメ!
- 就職サポートが充実しているかで就職活動の進み具合が変わる
詳しく解説していきます。
一番初めの就職先がどこになるかで料理人やパティシエとしての人生が大きく決まる
えッ!?一番初めの就職先で人生が決まるの!!!??
はい・・・知らずに就職先を決める人も多いですが、質は料理人やパティシエの世界は一番初めに、どのお店やホテルに就職しているかで、その後の人生が大きく変わるんです・・・詳しく解説していきますね。
料理やお菓子の世界はサラリーマンや他の仕事と違い「転職」を繰り返す業界になります。
※ここでいう転職とは・・・仕事の場所を代えること。違うお店やホテルに移る事を指します。
つまり、1-3年働き、そのお店の技術や知識を吸収して、次のお店やホテルに移り、そこでまた1-3年働いて技術や知識を吸収していく、そういったスキルアップやキャリアを作っていく業界になります。
30歳で5つほど、40歳では10つほど、お店を経験されている人も珍しくありません。
この転職を簡単にするのか、難しくするのか、が一番最初の就職先になります。
フランス料理店を例に分かりやすく「極端」に説明すると・・・
もしあなたがお店のオーナーであればAとBどちらの人を採用しますか?
Aの人の方が有名店で色々経験していそうだからすぐに活躍してくれそう!!
そうですよね!実はお店や企業の採用担当は、初めの就職先で、「採用するか」「落とすか」をある程度決めているんです!
このように、初めの就職先で、次の転職先のレベルがある程度決まっていきます。
初めの就職先が業界的に「最新の料理やお菓子を生み出している、学ぶ事が多い、人から羨ましがられる就職先」であればあるほど、
そのお店で1-3年働いたAさんは、そのお店の詳しいレシピや新しい技術や知識を習得することができます。
そして、人気のお店のレシピや技術や知識を学んだAさんは有利に転職活動を進める事ができるのです。
こういう話を聞くと「1回目の就職先は絶対良いところに就職しよう!」と思いませんか?
ただ厄介なことに、専門学校によって、紹介できる就職先の求人数に限りがあるため、全員が良い就職先に必ず就職できるという訳ではありません・・・
しかし良い就職先に就職する可能性を上げるために、進学する前にその専門学校がどれくらい就職に強い学校なのか、必ず調べてから進学する専門学校を選ぶようにしましょう!
この記事では「就職の強さを見極める事の大切さ」の理由について解説しました。より詳しく専門学校の就職について知りたいという人は合わせて以下の記事もぜひお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
料理やお菓子の専門学校への進学を目指すみなさんにとって有益な情報を配信していきたいと考えております。
これからどんどん更新していきますので楽しみにしておいてくださいね!
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