6月からAO入試が始まるみたいだけど、具体的に何をしておけばいいんだろう・・・
そんな質問にどこよりも詳しくお答えします。
※本記事は5分ほどで読むことができます。
記事の信頼性
本記事はこんな人におススメです
- 「調理師専門学校」・「製菓専門学校」へ進学しようと考えている人
- 入試の中でも「AO入試」での受験を考えている人
- 「AO入試」の流れや気を付けるべきポイントを知っておきたい人
- 絶対に希望する専門学校に入学したいという人
自分の希望する専門学校への合格は本当にうれしいものですよね!
特に日本最高峰の専門学校や、難関校ならその喜びは2倍3倍になります!
X(旧Twitter)上でも合格者の喜びの声が溢れています!
この記事を読んでいるあなたも希望の専門学校への合格を目指しているかと思います。
本記事でしか知りえない情報もたくさん掲載しておりますのでぜひ最後までご一読ください!
調理師専門学校・製菓専門学校の入試方法
大学や短大の入試では学力を測るための筆記試験を通じて入学する人が一般的です。
では専門学校は?というと、学力によって合否が決まるという入試方法を取っている学校はほとんどありません。
代わりに「やる気や熱意」「本気度・意慾」「入学してから取り組みたい事」などといった姿勢面を面接で問う入試方法で入学する人が大半と言われています。
この入試方法を「AO入試」と呼びます。
専門学校の入試方法は「AO入試」の他にも、高校の成績で入学が決まる「一般入試」や、校長先生や担任の先生の推薦で受験が可能な「推薦入試」といった入試方法が広く知られています。
全国に300校以上ある調理師専門学校・製菓専門学校は「AO入試」で定員の多くを確保しようと設定しています。
必ず「AO入試」のスケジュールや内容は押さえておくようにしましょう!
AO入試とは!?
AO入試の「AO」とはAdmissions Office(アドミッションズ・オフィス)の略になります。
直訳すると各学校の「入学選考事務局」の事を指しますが、評価の基準となるのは「アドミッション・ポリシー(受け入れ方針)」と呼ばれる「期待する入学生徒像」です。
何だかこれだけ聞くとAO入試って難しそう・・・
簡単に説明すると、調理師専門学校・製菓専門学校が「アドミッションポリシー」に基づいて、受験する生徒が「期待する人物像」に当てはまっているかどうかをAO入試で審査しますって事です。
例、「何事にもあきらめず熱心に取り組む人物像」→受験者がその人物像に当てはまっているかが問われます。
大きな特徴としては筆記試験といった「学力試験」ではなく「面接」で合否が決まるという事です。
ただし勘違いしてはならないのが、面接だけで入学が決まるのではなくAO入試の流れの中に面接があるという事です。
AO入試の流れ
AO入試で専門学校を受験して合格するまでの流れは下記です。
①AOエントリー(6月頃):
受験する学校・コース・面接日を選択。紙(シート)を提出かwebでエントリーの学校が多い
②AO面接(6月-9月頃):
実際に面接にて選考。1対1のケースが多い。オンラインでの面接も可能な学校が増えてきている
③出願(9月頃-10月頃):
AO面接で合格した証明書と
高校の調査書・課題作文などを提出調査書・・・成績や出席日数などが記載されたもの。在籍する高校の先生に準備をお願いするケースが多い
④合格(11月頃):
出願の際に提出した書類に不備が無ければ「合格通知」が届く
希望する学校よっては①AOエントリーをおこなう際に「条件」を設定している学校も多いです!
専門学校によってAOエントリーをおこなう際の条件は違いますので事前に確認しておきましょう!
AOエントリー条件の例:
オープンキャンパスに●回参加している
オンライン相談会に●回参加している
奨学金試験にエントリーすること など
調理師専門学校・製菓専門学校をAO入試で受験しようと考えている人は「AO面接対策」に全力で取り組みましょう!
AO入試を受ける前に一度冷静に・・・
この記事を読んでいるみなさんは、これから調理・製菓の専門学校をAO入試で受験して、入学⇒将来は食の世界で活躍するといった明るい未来を思い描いている事でしょう!
そんな皆さん!!一旦STOPです
実は毎年入学者の約40%もの人が自分が進学した専門学校への入学を後悔しています・・・中には卒業を待たずして辞めてしまう人も・・・
仕事柄、専門学校に行ったけど何も身につかなかったという人や、途中で辞めたという人ともたくさんお会いして会話してきました。
自分が選んだ専門学校への進学を後悔した内容として多かった理由は・・・
●オープンキャンパスは楽しかったのに、入学後の教えてくれる先生・先輩の雰囲気などがオープンキャンパスの時と全然違った
●授業の中で先生の教え方が分かりづらすぎて技術が身につく気がしなかった
●クラスが崩壊状態なのに先生が何も注意せず楽しくなかった
●就職はできたが希望していたところと全く違うところになった など
このように、専門学校選びの段階で失敗したと振り返る人が多かったのです。
調理や製菓の専門学校は全国に約300校あります。
すべての学校が、使う教科書や教える先生の数やレベル・就職の強さなど全く違います。
AO入試に進んでしまうと、後々「別の専門学校にするべきだった・・・」と後悔しても引き返せないケースもあります。
選考の途中でAO入試を辞退すると受験した専門学校や在籍する高校の先生にも迷惑をかけることになります。
ですので・・・
まずはしっかりと学校選びをおこなった上で、自分がこの学校であれば間違いないと思う専門学校を受験するようにしましょう!
以下の記事は学校選びの仕方について、どこも教えてくれない本当のポイントをわかりやすくまとめています。
ぜひご一読ください!
【必読】後悔しない料理とお菓子の専門学校選びの4つのポイント
【就職に強い学校の条件はこれだ!!】入学前に見ておくポイント4選
【今注目されている専門学校は!?】SNSから見る人気の専門学校!
交通費の補助あり♪お得にオープンキャンパスに行ける調理&製菓の専門学校一覧
AO面接で押さえておくべきポイント
進学する調理師専門学校・製菓専門学校によって、質問される内容・質問の数・かかる時間などは全く違ってきます。
一般的な内容を大まかにまとめました。
AO面接にかかる時間:10分-30分(個人差があります)
面接官の人数:1名
質問の数:5問-15問(個人差があります)
質問の内容: 過去・現在・未来を問う質問が多い
面接官にもよりますが、1対1の場合は時間は20分程度、質問数は10問程度が平均かと思われます。
高校などでは面接練習をおこなってくれる高校や、AO面接で聞かれた過去の質問内容を保管している高校もあります。
高校の先生にも面接前には早めに相談してみましょう!
AO面接で聞かれる質問の一例
過去・現在・未来を問う質問
- 過去・・・どうして〇〇に興味を持ったのか?
- 現在・・・この学校を志望した理由は何か?
- 未来・・・専門学校に入学後、または卒業後に頑張りたい事は何か?
このような形です。1つ1つ見ていきます。
※必ずAO面接でこの内容を聞かれる訳ではありませんのでご注意ください。
過去を問う質問の例
あなたが経験してきた過去の出来事から質問を出されるケースがあります。
※以下は一例になります。
- どうして料理やお菓子に興味を持ったのですか?
- 今までに作った料理やお菓子はどんなものがあり、誰に食べてもらい、反応はどうでしたか?
- オープンキャンパスには参加したことはありますか?
- 入学を決めた決め手は何かありますか?
- ●●調理師専門学校(●●製菓専門学校)のアドミッションポリシーについてどうお考えですか? 等
※アドミッションポリシー(期待する生徒像)の内容に関して問われるケースは多いです。
受験する専門学校のアドミッションポリシーは確認しておきましょう!
現在を問う質問の例
今現在の考えや行動の理由を聞かれるケースがあります。
- 高校の授業の中で好きな科目と嫌いな科目は何ですか?理由もお聞かせください。
- 高校行事の中で特に力を入れたものは何ですか?
- 部活動や課外活動の経験があればどのように頑張ってきたかを教えてください。
- なぜ多くの専門学校の中から●●調理師専門学校(●●製菓専門学校)を選ばれたのですか?
- あなたの長所や短所を教えてください。 等
未来を問う質問の例
専門学校に入学してからの事、卒業してからの事を問われるケースがあります。
- 入学してから楽しみにしている事は何ですか?
- 入学してから頑張りたいと思っている事はありますか?
- 卒業後の就職先として、ホテルやレストラン、個人店やブライダルなど今の時点で希望はありますか?
- 卒業後、10年経ったらどのようになっていたいですか?
- 将来の夢があれば教えてください。 等
上記は一例になりますが、毎年質問の内容を変える専門学校もありますのでしっかり練習しておきましょう!
質問に対する回答としては短すぎず長すぎずが大切です。
回答が短すぎるとやる気がないのか、面接の練習をしてこなかったのか、と受け取られてしまうケースもあり勿体ないです。
逆に長すぎると、何を伝えたいのかがあいまいになってしまい、面接官も疲れてしまいます。
1つの質問に対して45秒から長くても1分30秒ほどで回答できるのがベストと覚えておきましょう。
ライバルに差をつける面接テクニック
ナヤミくんは面接官が一番気にする点は何だと思いますか?
詰まらずに話せるか、大きな声でハキハキ話せているか、とかかな・・・
それらももちろん大切ですよね!
もう1つ「視線」も意識してもらえればと思います。
面接官は視線を気にしている
面接でせっかく良いことを言っているのに視線が下がっていると、相手は「自信が無いのかな」と少し残念な印象を受けてしまいます。
特に緊張する面接の場では、自分が気づかないうちに実は視線が下に落ちてしまったり、何を言おうか考えすぎて、視線が天井を泳ぐなんて事もよく起こっています・・・。
面接官の印象を下げないために、以下の点に気をつけましょう。
- 対面での面接の場合:目線は面接官のおでこ!
- オンラインでの面接の場合:目線はカメラ!
目線は相手の目じゃないのか!?という話もよく聞きますが、
相手の目ばかり見ていると面接官も「威嚇されているのかな」と少し警戒してしまいます・・・
また相手の目を見て話すことになれていない生徒さんの場合、目が合う状態が長く続くと緊張して疲れてしまい、質問の答えがうまく出て来なくなるケースもあります。
ですので、目線のベストは面接官の「おでこ」と覚えておきましょう!
オンラインの場合は、画面上の相手の顔を見ると、自分の目線が下がったように映ってしまいます。
カメラをまっすぐ見つめる事で、画面越しの相手は「しっかり視線がまっすぐ向いているな」と感じるのです。
オンラインの場合は、目線は相手の顔ではなく「カメラ」と覚えておきましょう!
服装や髪型・持ち物などについて
服装は、高校生の場合は制服、制服が無い高校の場合は面接にふさわしい服装であれば問題ありません。
大学生・社会人に関しても同様になります。
面接にふさわしい服装
- 上・・・襟付きの白シャツ
- 下・・・ズボンやスカートは黒か紺色であれば問題ありません
- 靴・・・黒色の革靴か女性はパンプスが理想
※制服があれば制服で問題無し。
髪型
奇抜な髪型は避けましょう。目が隠れているは面接官の心象に影響します。
色は地毛であれば茶色がかかっていても問題ありません。
※明らかに地毛が茶色、金に近い、など心配な場合は事前に高校の先生に相談しておきましょう。
ピアス・イヤリング・ネイル
こちらは外しておきましょう。
「耳に穴が空いているので心配だ」という声を聞く事もありますが、ピアスを外しておけば問題ありません。
ネイルも落としておきましょう。
化粧
高校生は基本は高校の指示に従ってもらえば間違いありませんが、派手過ぎずナチュラルな化粧であれば問題ありません。
持ち物
受験票は必ず持参するようにしましょう。
他、携帯や財布といった日常品。それを入れておく鞄。鞄はリュックタイプでも手提げタイプでも構いません。
最後に・・・
いかがでしたか?
面接は頻繁にあるものではないので、必ず質問の想定としっかり自分の気持ちを伝えれるように練習が必要です。
人気の調理師専門学校・製菓専門学校は実際にAO面接の結果で不合格になる人もいます。
せっかく進学したい専門学校が決まっても、合格できなければ意味がありません。
本記事を何度も読み直していただき、しっかり準備して臨みましょう!
皆さんの後悔しない学校選びとAO入試の合格を応援しています!
この記事を読まれた方におすすめの記事