料理やお菓子の学校を選ぶ時に「先生」がすごく大事っていうのはなんとなく分かるけど具体的にどういう事かしら・・・
そんな質問にどこよりも分かりやすくお答えします。
記事の信頼性
※こちらの記事は
【必読】失敗しない料理とお菓子の専門学校選びの4つのポイント
を確認してからお読みいただく事をおススメいたします。
本記事はこんな人におススメです。
- 調理師専門学校・製菓専門学校への進学を考えている人
- 先生からしっかりと技術や知識を教わりたいと思っている人
- 将来は、料理やお菓子の世界で活躍したいと思っている人
- 色々な口コミをみてどの専門学校へ進学するのが良いのか分からなくなった人
先生の技術レベル・経験・年齢・資格の有無・人数などは専門学校によって全て違う!
料理とお菓子の専門学校は全国に300以上あると言われています。
そして、学校によって、授業の仕方、使う教科書、就職できる場所、支払う学費などすべて違っています。
もちろん先生も、在籍する人数・技術レベル・持っている資格・調理や製菓の現場の経験・年齢など、専門学校ごとに全く違っています。
この記事では、学校選びに失敗しないように、学校を選ぶ際に最も重要な「先生」について、①在籍している先生の人数で、授業の質や内容が変わるについてお伝えしていきますのでぜひご一読ください。
在籍している先生の人数で授業の質や内容が変わる
まず、皆さんが思い浮かべる料理やお菓子の専門学校の授業といえば、実際に料理やお菓子を作る「実習」を思い浮かべる人が多いと思います。
実は専門学校の「実習」には色々なルールがあります。
その1つが「生徒の人数」です。
簡単に説明すると・・・
調理師専門学校・製菓専門学校では「実習の際は生徒の数は40名以下で実習をおこなってください」という決まりがあるという事です。
どの料理やお菓子の専門学校も基本は生徒の人数は40名以下で実習をおこなうように設定されています。
ただし、その際に「実習を担当する先生の人数は決まっていない」のです。
「実習」の授業のおこない方の一例
下の画像のように「Aという学校は生徒40名に対して先生が1名」で実習をおこなっています。
「Bという学校は生徒40名に対して3人の先生」が実習に入っています。
AとBの学校の場合、どちらが先生からしっかり教えてもらえそうでしょうか?
Bの専門学校の方が先生が多いからしっかり教えてもらえそう🎵
そうですよね。だからこそ先生がどれくらい学校に在籍しているかを知っておくことは実はすごく大切なポイントなんです!
単純計算になりますが・・・
Aの学校は1名の先生が40名の生徒を見ながら実習、Bの学校は1名の先生が約13名の生徒を見ながら実習になります。
Bの学校の方が先生の目が行き届き、少人数で実習が実現できると思います。
私の経験からすると、ほとんどの料理やお菓子の専門学校は、先生1名で「実習」をしている学校が多いです。
先生の人数を中々増やすことができない理由
専門学校側も、本当は2名や3名の先生で40名の生徒を教えたい!という気持ちがあります。
ただし、在籍する先生が増えると学校が先生にお給料を払う総額が増えてしまうので、すぐに先生の人数を増やすというのは難しいようです。
専門学校の運営はすべて皆さんからいただく学費で賄われているケースが多いんです。
40名の生徒を1名の先生が教えるとなると、先生も中々全員にまで目が行き届かないですよね・・・
最近は、「実習」の際にしっかり教えてもらいたい、少人数で先生に見てもらいたいという希望を、入学を検討している高校生や社会人の方からよく耳にするようにしました。
せっかく料理やお菓子の専門学校に進学したのに、なかなか先生に教えてもらえない環境だと、高いお金を払って入学した意味が無いですよね・・・
調理師専門学校・製菓専門学校の先生は忙しい・・・
次は、料理やお菓子の専門学校の先生の「仕事内容」についてみていきます。
あまり知られていませんが、専門学校の先生は実はすごく忙しいです・・・
- 実際に「実習」をはじめとした授業をおこなう先生
- 就職先に求人を取りに行く先生(簡単にいうと学生が就職するための就職先を見つけにいく先生)
- 履歴者の確認や面接の練習など、就職活動のサポートを行う先生
- 入学後に届く書類をチェックしたり、卒業に必要な書類を準備したり、事務関係を中心におこなう先生
- 学校内の様子をSNSで発信したり、パンフレット制作、HPの編集や更新、メディア対応など、マーケティング全般をおこなう先生
- 進路ガイダンスに参加したり、進路イベントの企画&運営、入学までのサポートをおこなう入学広報の先生
これらは一部で実際はもっと色々な仕事があります・・・
ちなみに私が担当していたのは入学広報の仕事です。学校の事を多くの人に知ってもらい入学までをサポートする仕事です。
料理やお菓子の専門学校の先生って「料理やお菓子を教える先生」だけじゃ無いんだ・・・知らなかった・・・
先生の人数が少ない学校は、上で挙げた仕事を1人の先生がいくつも掛け持ちしているケースが多いです。
結果、どの先生もめちゃめちゃ忙しくされていて、残念な事に学生へのサポートがおろそかになっている学校もあるのが現実です。
先生の人数が多い学校は上で挙げた仕事をしっかりと分担できています。
1人の先生への負担が少ないので、先生も自分の仕事に余裕を持って取り組むことができています。
それが結果として授業であったり、就職のサポートであったり、学生たちにとってプラスに働いていきます。
また先生が少ないと、もし仮に「実習」担当の先生と中々仲良くなれない、または苦手だった場合どうでしょうか。
専門学校に通う1年間か2年間ずっーと苦手な先生から授業を受けることになります。
これはちょっと辛いですよね・・・
入学するまでに、進学希望の学校に何名の先生が在籍しているのかを正しく知る事は中々難しいです。
ですが、自分の興味のあるジャンルの先生が何名いるかだけでも確認しておいた方が良いでしょう。
例、西洋料理の実習担当の先生が何名在籍しているか?など。
自分の学びたい希望に合わせて、後悔しないように在籍している先生の人数は確認して学校は選ぶようにしましょう!!
いかがでしたでしょうか?
中学や高校の先生の数はどの学校もそこまで大きく変わりはないかも知れません。
ただし、調理師専門学校・製菓専門学校先生は学校によって先生の人数が大きく違います。
どれだけ先生がいるかでサポート体制や授業の仕方が大きく変わってきます。
将来、食の世界での活躍を目指している人はぜひ在籍している先生の数にも注目して学校選びを進めてみましょう!!
専門学校の先生には「在籍している人数」以外にも注目すべき点がたくさんあります。
ぜひ他の記事も合わせてお読みいただくと、専門学校の先生への理解が深まるかと思います。
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