料理やお菓子の専門学校のオープンキャンパスに行くのだけど見ておいた方がいいポイントなど教えてもらえないかな・・・
僕は2つの学校のオープンキャンパスに参加したけど、どっちの学校も楽しくて違いなどよく分からなかったな・・・
オープンキャンパスは学校のアピールの場です!!
どの専門学校も良い所のみを見せようと必死ですからね・・・
本記事ではオープンキャンパスの際にチェックしておくポイントを3つに絞ってどこよりも詳しくお伝えいたします。
※5分ほどでお読みいただける内容になります。
記事の信頼性
本記事はこんな人におススメです♪
- 調理師専門学校・製菓専門学校のオープンキャンパスに参加する人
- 調理師専門学校・製菓専門学校への進学を考えている人
- オープンキャンパスで見ておくポイントを知りたい人
料理とお菓子の専門学校は全国に300校以上、お菓子教室などのフリースクールを合わせると600校以上あるとも言われています。
1つ1つの専門学校が、使っている教科書、在籍している先生の人数、授業の仕方、扱う食材、実習の内容、就職先、支払う学費の金額など中身がすべて違っています。
学校選びに失敗しないように、入学してから後悔しないように、入学前にオープンキャンパスに参加して自分が進学する可能性のある専門学校の事をしっかり知っておくことが大切です。
本記事では、調理師専門学校・製菓専門学校のオープンキャンパスに参加する際にチェックしておいた方がいいポイントを3つお伝えいたします。
チェックポイント①:先生
専門学校選びで最も大切なのが先生になります。
※先生がなぜ大切なのか詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ここではシーン毎の先生の確認ポイントについて解説していきます。
オープンキャンパスの受付
えッ!?受付!?そんなところ気にしたことも無かった!!
実は「受付を見る」とある程度その専門学校がどういう学校か分かるんです。
詳しく解説していきます。
オープンキャンパスの際、専門学校の先生たちには配置というものがあります。
どの先生がどこの教室や場所で参加者の対応をするのかがある程度決まっているという事です。
例えばオープンキャンパスの「実習」を担当する先生は、学校の実習室で待機しているケースが多いです。
「広報」の先生は「学校の説明や司会進行」を担当するケースが多いので、学校の学説会場の教室の中で待機しています。
では「受付」にはどんな先生が配置されているのかというと「事務系」の先生が配置されているケースが多いと言われています。
調理師専門学校・製菓専門学校に進学するとメインの先生は「実習」担当の先生だと思われている人も多いかと思いますが、実は「事務系」の先生も多く在籍しています。
「事務系」の先生は「入学書類の確認や卒業書類の作成、就職活動のサポート」など、皆さんの学校生活を支える上で色々な仕事をこなす影の力持ちになります。
事務系の先生がいないと専門学校の運営は円滑に回りません。
話を戻すと「受付」に先生がどれくらいいるかで、その学校に在籍している大まかな先生の人数が分かります。
「受付」に配置されている先生の人数があまりにも少ないとどうでしょうか。
皆さんの学校生活をサポートする事務系の先生の数が少ない、または先生自体の人数が少なくそこまで力を回せない学校なのかも知れません。
在籍している先生の人数が少ないと、実習の時に教えてくれる先生が少なく、聞きたい事をすぐに聞けなかったり、就職活動の時に相談できる先生がいない・・・なんて事も起こり得ますので覚えておきましょう。
受付周りにどれくらい先生を配置できるかでその学校に在籍している先生の人数が大まかに分かります。
※受付に先生を多く配置できない学校は在籍している生徒(=以下、在校生)を配置し帳尻を合わせている学校もあります。
受付では在校生よりも先生の人数や対応の仕方を確認しておきましょう。
実習体験の際
続いて実習体験の際の先生にも注目しておきましょう!
実習体験では料理やお菓子を先生にサポートしてもらいながら作っておきます。
実習体験は非常に楽しいと思いますが見ておくべきポイントは見逃さないように注意しましょう。
1、年齢が様々な先生が在籍しているかどうか?
調理師専門学校・製菓専門学校には平均して約20名-30名ほどの先生が、
多い専門学校の場合600人以上の先生が在籍していると言われています。
年齢が若い先生からは「流行りの料理やお菓子・調理技法」を学ぶ事ができます。
ベテランの先生からは「伝統的な料理やお菓子の技法や様々な経験を通して培われた洗練された技術や知識」を吸収することができるでしょう。
例えば、ベテランの先生ばかりで、若い先生が少ない学校は、若い先生が長く働けない原因があるのかも知れません・・・
幅広い年齢層の先生が在籍している学校かどうかを確認しておきましょう。
※先生の年齢などについてこちらの記事に詳しく書かれています。ぜひご覧ください。
2、少人数で教えてもらえる環境かどうか
オープンキャンパスでの実習体験は、実際に専門学校に入学してからの授業に近いものになると言われています。
少人数でじっくり教えてもらいたいという人は、どのくらいの生徒数に対し先生が何人で教えてくれるかを確認しておきましょう!
専門学校Aの実習体験
- 先生1名に対し「3名-6名」の生徒で実習体験
- 入学後の授業も少人数で教えてくれる可能性が高い
専門学校Bの実習体験
- 先生1名に対し「20名」の生徒で実習体験
- 入学後の授業は少人数ではない可能性が高い
学校によってはオープンキャンパスの際に、まず先生が全体に作り方や手順を説明→実習体験には先生は入らず、在校生に先生役をさせる専門学校もあります。
年齢の近い在校生に教えてもらえると安心感や楽しさを感じるかと思います。
ただし、入学してからの授業に在校生が入ることはまず有りえません。
オープンキャンパス中にずっと在校生が先生役をしている学校は、入学すると先生から中々教えてもらえない可能性がありますので注意しましょう。
少人数でしっかり教えて欲しいという人はオープンキャンパスでの先生の教え方に注意しておきましょう。
チェックポイント②:実習体験の作業量について
実習体験の際は先生だけでなく、実習の内容の中身も見ておきましょう!
メニューにもよりますが、オープンキャンパスでどのレベルのものを実習で作らせてもらえるのかによって入学してからの授業をイメージすることができます。
製菓希望の生徒に大人気のホールケーキの例を見てみましょう!
専門学校Aのホールケーキ体験
- スポンジケーキとクリームは既に用意されている
- 果物をナイフでカット
- 絞り袋にクリームを入れる
- 絞り袋のクリームとカットしたフルーツでホールケーキを飾り付け
専門学校Bのホールケーキ体験
- 粉を混ぜるところからスポンジ生地を作成
- スポンジ生地をオーブンで焼く
- 生地を混ぜ合わせるところからクリームを作成
- 果物をカットする
- 絞り袋にクリームを入れる
- 絞り袋のクリームとカットしたフルーツでホールケーキを飾り付け
あなたはどちらの学校のオープンキャンパスに参加したいですか?
Bの学校の方がたくさん作業があって楽しそう♪
僕もBに参加したい!
同じメニューでも専門学校によってやり方が全然違うんだね!
そうなんです!同じメニューでも「作業の濃さ」が違いますよね!
冒頭でお伝えしたように、専門学校側にとってオープンキャンパスは学校の良い所を伝える場です!
つまりオープンキャンパスの実習体験はその学校の持っている力を表しています。
今回の例でいうと、専門学校Aよりも専門学校Bの方が入学してからより本格的にお菓子を学べるかも知れません。
料理でいうと下記のようなケースが考えられます。
魚や海老といった食材の場合、生きた新鮮な食材を使わせてもらえるかどうか?
オープンキャンパスで生きた食材を使わせてくれる学校は「衛生管理」や「食材の仕入れ」がしっかりできています。
実際に入学してからの授業でも新鮮な食材を使って勉強することができるでしょう。
どんな食材をどういう風にどれくらい体験させてもらえるのかで入学してからの学校の教え方が分かります。
ぜひこの辺りも意識して「実習体験」に参加しましょう!
チェックポイント③:学校の設備
専門学校を選ぶ上で設備も非常に大切になります。
現場に近い環境で学べるかどうかで、卒業してからすぐに活躍できるかどうかに大きく影響します。
設備が良い専門学校とは
中学校や高校の家庭科の授業では、家庭科室を使い料理を作ったりお菓子を作ったりされていたかと思います。
専門学校でも「実習室」と呼ばれる教室で実習をしていく形になります。
「実習室」も専門学校によって全く違ってきます。
設備が良い専門学校の一例
- 西洋・中国・日本など料理のジャンル毎にそれぞれ専用の実習室がある
- 洋菓子・和菓子・製パンなどお菓子のジャンル毎に専用の実習室がある
- 実習室の中の機材はプロ仕様のものを取り入れている
- あれば尚良し:就職活動専門の教室・保健室・悩み相談ができる教室がある
画像を見ても一目瞭然ですよね!
どんな設備で実習の授業を受けてきたかで、現場に出てからスムーズに動けるかが変わります。
オープンキャンパスの際は設備も意識して確認しておくようにしましょう!
実習室で確認しておくこと
次に設備の中でも特に大事なポイント、実習室の教室内について解説します。
実習室に入ったら確認することは以下です。
実習室は綺麗か?掃除はしっかりされているか?
料理とお菓子の世界は「衛生面」が最も大切です。
清潔な場所で実習をおこなわないと「食中毒の発生」や「異物混入」の原因になるからです。
実習室にホコリが溜まっている学校は、最も大切な「衛生」の指導ができていない学校になります。
チェックしておく場所
- 実習台の上は綺麗か
- 使う器具類にホコリは付いていないか
- 床は汚れていないか
- 消毒液は教室の外か中に設置されているか
実習室が綺麗で清潔な状態に保たれているか必ず確認しておきましょう!
実習台の引き出しの中はチェック!
実習台の引き出しの中は「空けて」確認しておきましょう!
引き出しの中を見て何が分かるの・・・?
引き出しの中に入っている器具の数を見て欲しいんです!
解説していきます。
実習台の引き出しの中には実習で使う色々な器具や機材が入っています。
例えば製菓の実習室ですと、木ベラ・ボール・絞りの口金・計量カップや軽量スポーン・はさみなどたくさんの器具が入っています。
注意して見て欲しいのが「器具の数」です!
実際の授業では実習台1つにつき、どの専門学校も4-5名で実習をおこなっている学校が多いです。
つまり、5人同時に作業をするためには5名分の器具(5セット)が必要になります。
5名分の器具のセットが引き出しの中に揃っていれば5名全員が同時進行で実習することができます。
ただし、もし2セットしか入っていなければどうでしょうか?
2名は実習できます。
残り3名は実習をしている2名が終わるまで待って、終わってから交代で作業をする形になります。
または、2名と3名に分かれて少ない器具を使いまわしながら実習していく形になるケースも考えられます。
器具の個数が人数分無いと作業できる時間が減ってしまうのね!
引き出しの中は普段の授業で使う器具が入っているケースが多いので確認しておきましょう!
引き出しの中にある器具の個数で入学してからの作業量が分かる
オープンキャンパスは学校のアピールの場
いかがでしたでしょうか?
オープンキャンパスは学校のアピールの場ですのでどの学校も「楽しい雰囲気」で参加者をもてなします。
「楽しむ」という事が第一ですが、オープンキャンパスの時と入学してからで学校の雰囲気が全く違う!
なんてことも良く耳にする話になります。
後悔しない学校に進学するためにもオープンキャンパスではしっかりと見るべきポイントを押さえておきましょう!
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